Pierre Marcolini Japan代表取締役 蒲田考一氏によるLiveゲスト講演会を開催致しました


第一線でご活躍中の超一流ゲストだけをお迎えしてLive開催するゲストスピーカー講演会、第3回目はPierre Marcolini Japan代表取締役の蒲田考一氏をお招きし、その一部始終をインターンとして活躍中の須藤美月さん(大学3年生)が内容を分かりやすくまとめてくれましたので、ご紹介します。

2021年11月27日にゲストスピーカー講演会を京都にて開催致しました。

今回が3回目の開催となるGCA主催のゲストスピーカー講演会は(株)Pierre Marcolini Japan代表取締役 蒲田考一氏をお迎えして開催致しました。GCA代表の金沢さんと仕事上でもプライベートでも親交があり、金沢さんの頼みならと講演会の為に東京から京都までお越し頂きました。また、GCAのキャリア戦略で講師を務めて頂いているエーバルーンコンサルティングの北川加奈さんも、以前から親交の深い蒲田氏の講演会を是非リアルでお聞きしたいと、今回東京から参加して頂きました。

今回の講演会のタイトルは「販売員が社長になるまで ”My Personal Resume”」というタイトルのもと、蒲田氏の生い立ちから現在までのキャリアを築き上げるまでのプロセスを中心にお話し頂きました。当日の内容について一部抜粋してご紹介させて頂きます。

(1) Career Profile
10年ごとに蒲田氏のキャリアを振り返りながら、節目節目で身に着けたスキルについてお話し頂きました。

► 20代のキャリア
新卒でルイ・ヴィトン・ジャパンに入社し、販売員としてキャリアをスタートする。その後、百貨店の副店長、店長の経験を経てストアサポートマネージャーとして本社営業部に異動。全店舗の売り上げ拡大施策や新たなオペレーションの導入など、会社組織全体を通した業務を経験する。
– 学んだこと –
①Brand(Louis Vuittonというブランドを正しく理解し、ブランドヒストリーをお客様に伝えながら販売する)
②Customer Experience(顧客満足度をどの様にして高めていくか)
③Product DNA (プロダクトに込められた意味、ストーリー、歴史を理解する)

► 30代のキャリア
丸井今井札幌店や新宿三越店で店長を経験。約50名のマネジメントを経験する。その後、本社eCommerceプロジェクトマネージャーを務め、初めてプロジェクトマネジメントを経験。
– 学んだこと –
①People Management (50人を超える販売員のマネジメントを行う)
②Language (英語のスキル、2年間で英語を習得)

► 40代のキャリア
40歳でDolce & Gabbana Japanに転職し、ホールセールマネージャーとしてキャリアをスタート。エストネーションやバーニーズニューヨーク、地方代理店まで全国約20拠点の卸先と取引を行う。その後、営業部シニアマネージャーとして店舗統括を任され、新規店舗出店やイベント企画、店舗リニューアルを行う。
47歳でMax Mara Japanに転職し、百貨店営業部ゼネラルマネージャーとして1年間で42店舗中25店舗について、ラグジュアリーフロアへのリロケーションを果たす。
– 学んだこと –
①Wholesale (日本各地を飛び回る、自己流のセールストークを身に着け営業する)
②Negotiation Skill(緻密なプランを練り、百貨店との交渉スキルを磨く)
③Store Development(店舗を百貨店の婦人服フロアからラグジュアリーフロアに移す)

► 50代のキャリア
ラグジュアリーを違う視点から見てみたい、違う領域でチャレンジをしたいという背景からGodiva Japanに転職し百貨店営業部ディレクターとして約1年半、全国150店舗を統括。その後、営業本部長として国内全店舗(292店舗)を統括する。
2020年11月、Piere Marcoliniに日本人第1号として転職し、日本法人の立ち上げと販売代理店の買収に携わる。2021年9月にM&A を終了後、10月には代理店との吸収合併を行い、新会社(株)Pierre Marcolini Japanを設立。既存店舗7店舗の運営を行っている。
– 学んだこと –
①Brand Management (自社ブランドを本質、目的を理解し対外的に伝えることを意識する)
②Company Establishment (自分が進めないと何も始まらない)
③M&A(販売代理店の買収)
④PMI(M&A後の組織文化の統合)


(2) 「学ぶ」から「活かす」への遷移

► インプット=学び
仕事をするうえでスキルや経験を身につける。
外部から必要な情報を得て自分のものにする事が大切。

► アウトプット=活かす
学んだものを自分なりの形にして発信する。


(3) 受講生に伝えたい「8つのヒント」

①Self career management
・社会人の入口(スタート)は広く
・選択肢を複数持つ
・出口(最終形)は狭く、極める

②キャリア目標は敢えて作らない方がいい
・”どうなりたいか”ではなく、”何ができるか”を意識する
・目標は自分の変化に応じて変わっていく

③得意領域を早期に身に着ける
・”成し遂げた実績”を複数作り、自信を付ける

④模範とする”モデル”を見つける(仕事/プライベートの両方)
・モデル=いいアドバイスを与えてくれる上司や先輩

⑤自分自身のブランディングを意識する
・得意領域はとことん磨き、弱点をカバーしようとしない
・全ての事に80点取ろうとするのではなく、
 1つでも100点を取れるものを持つ

⑥”礼儀”、”感謝”、”思いやり”の習慣はいずれ自分に返ってくる
・特に”思いやり”を実践している社会人は以外と少ない

⑦自ら動くことによる仕事の面白さを知る
・嫌でも1ミリでも前に出てみると状況が変わる
・90%嫌な事である場合が多いが逃げずに周りに頼ったり、
 士気を高めながら進む

⑧自分の価値を自分で決めない
 ・自分におごらない


(4) 最後に


 ”信念”を持つこは時に自分を奮い立たせ、時に人に影響を与える

  ※信念=正しいと思い続ける自分の気持ち
   人生にはあらゆる変化があり、その中で自分の軸を持って判断し生きることが必要である


(5) Q&Aセッション

講演会の後半はGCA受講生からの質問に答えて頂くQ&Aセッションの時間を設けました。大学生の素直な疑問に対し、非常に丁寧にお答え頂きました。一部抜粋してご紹介致します。

Q:大切にされている習慣や信念は何ですか?
A:本質にこだわること。食べ物、洋服など全てにおいて自分がなぜそれを選ぶのか本質を追求し、こだわりを持つこと。
  信念は自分の軸足を持つこと。代表取締役という立場になって物事を決める機会が増えた。
  その際になぜその決定や判断をしたのか、周りに説明をするためにも、軸を持って判断することが大切になる。

Q:現在の成果を手にする上で役に立った習慣を教えていただきたいです。
A:言語。3か国語(日本語、フランス語、英語)を話せる人材は実社会で評価される。

Q:キャリアチェンジをする上で大切にされている軸や判断基準を教えていただきたいです。
A:環境と給与の2点。環境については「その会社では経験できない事を次の会社では経験できるか」という部分にこだわりを持って判断し、
  自分が納得のいく理由付けが出来る会社を選んでいた。

Q:目標とする方や影響を受けた方はどなたですか?
A:Louis Vuitton時代の先輩で、後にDolce & Gabbana Japanの社長になった方。
  自分が仕事としてやっていた事を既に全て経験していた方で、ピカイチの実績を残していた。
  但し、若手時代と40代の時点で全く同じ人を目標としていては自分が成長しない。
  目標としていた人と肩を並べるか、それ以上の実績を残したと実感する位の成長が必要。

Q:もし今大学生に戻ったらどの様な生活を送り、どの様な進路を選ばれますか?
A:この一年間大変だった背景には、過去にファイナンスの経験を積んでいなかった事が原因である為、
  会社の財務に関する知識を身につけたいと思う。
  また将来、財務とマーケティングという「ファクトベース」の職種は無くならないと考える為、その2つに関する勉強するだろう。
  特に、マーケティングの中でもお客様が求めているものは何なのか、購買行動を調べ上げて本質的な部分を見極めた上で、
  プロダクトを作るという部分を徹底的に勉強したい。
  また、大学生だから出来る事として、この様な講演会に参加したり、海外(特にアメリカ)に行って大学生活を送り、
  違う価値観の世界に自分の身を置いて生活してみたい。

Q:学生時代に身に着けるべき力や経験しておいた方がいい事を教えていただきたいです。
A:マーケティングやファイナンスの知識をつける。例えば企業研究もその1つ。
  コロナ禍において売り上げを伸ばしている企業や、老舗企業が数百年も続いている背景について自分で研究する事も良いと思う。


(6) 受講生の感想

今回の講演会に参加したGCA受講生から、素敵な感想を頂いたので一部抜粋してご紹介します。

【蒲田様の講演を聞いた感想】
► 普段リーチ出来ないような方からお話を聞けて嬉しかったです。今までお話を聞いてきたどの講師の方も「人を大切にする」ことを仰っていて、いかに大切か実感しました。また、インプットとアウトプットのタイミングをどこに設定するか、その交点をいかに早めるかが大切という事を学べて非常に為になりました。弱点はカバーしようとしないというお話も印象に残りました。

► 今回も内容が盛り沢山でキャリアについて改めて見直す良い機会になりました。自分自身、キャリアについて深く考えすぎていた所があったのでもう少し気楽に考えようと思えました。印象的だったのは、挨拶や礼儀など基本的なことを大事にするという事で、今後キャリアを積んでいっても大切にしていきたい事だなと共感しました

【講演会後、キャリアに対する考え方や実生活の行動で変わったことについて】
► 上昇志向を忘れずに新しいフィールドへ挑戦し続けることで、今までの全ての経験が線となって繋がることがキャリア形成において大事な事が分かりました。また、蒲田様の講演を聞いてマーケティングを学ぶことへの意欲が高まりました。

► 尊敬する人について改めて考える様になりました。また、自分の価値を自分で決めないというお話を聞いて改めて自分自身について見直しました。

► 前回の講演ゲストの森本さんと同じ様に、”何でも自分自身で本質を考えること”を強調されていたので、日頃からニュースや関心のあることに疑問を持つようにしています。


(7) プロジェクトマネージャー須藤より

今回も普段の学生生活の中では絶対に関わる事の出来ない蒲田様から直接ご講演頂き、受講生にとって大変貴重で有意義な時間となりました。今回の講演を通して「インプットとアウトプットの交わる点を設定する事」「自分の軸を持って生活する事」の大切さを実感し、今後のキャリアや生活について考え直す機会になりました。また、蒲田様のお話からマーケティングやファイナンスに対する受講生の関心も高まり、各個人の学習意識も高まるきっかけになりました。
また、当日はサプライズで受講生全員にチョコレートをご用意頂いたりと、蒲田様の素敵なお人柄やトップレベルの方の立ち居振る舞いを実感出来、非常に学びの多い時間となりました。

蒲田様、この度はお忙しい中ご講演頂き感謝しています。
素敵なお時間を頂き本当に有難う御座いました!

記 須藤美月